エンジン油・ギヤー油の規格概要

エンジン油・ギヤー油を正しく使用して頂くためには

エンジン油の品質規格

ILSAC
GF-52010年:省燃費性がGF-4より厳しく規定。さらに排気触媒の適合性などを厳しく規定。
API
SN2010年:酸化安定性・清浄性・摩耗防止性などがSMより厳しく規定。最新のエンジンで評価した最高級のガソリンエンジン油。
SM2004年:酸化安定性・清浄性・摩耗防止性などがSLより厳しく規定。
API
CF-41991年:過酷な運転条件のディーゼルエンジンに適合。デポジット防止性・スラッジ分散性・熱安定性・低オイル消費性がCEより厳しく規定。
CF1994年:高速・高出力運転のディーゼルエンジンに適合。摩耗防止性・デポジット防止性などがCDより厳しく規定。
JASO
DH-22005年:新長期排出ガス規制以降の対応で、DPFや触媒などの後処理装置搭載のヘビーデューティー用ディーゼルエンジンに適合。
DL-12005年:新長期排出ガス規制以降の対応で、DPFや触媒などの後処理装置搭載のライトデューティー用ディーゼルエンジンに適合。

「SN、GF-5、0W-20の例」

ドーナツマーク(API品質シンボルマーク)

エンジン油の性能レベルを表す。マークの上部はAPIサービス分類・マーク下部は省燃費性など(RC)・マーク中央部はSAE(米国自動車技術会)粘度分類を表す。ガソリンエンジン油は「S」カテゴリで「SN」が最新の規格。

スターバーストマーク(ILSAC認証マーク)

ILSAC(国際潤滑油標準化および認定委員会)が定める最新の品質基準に合格したエンジン油に適合。当初はILSAC認定マークと言われていた。ガソリンエンジン油は「GF」カテゴリで「GF-5」が最新の規格。

エンジン油のSAE粘度分類

 低温粘度高温粘度
 低温見かけ粘度
(CCS粘度)
Pa・s
ポンピング粘度
(MRV粘度)
Pa・s
動粘度
(100℃)
㎟/s
高温高せん断粘度
(HTHS粘度)
mPa・s
0W6.2↓(-35℃)60↓(-40℃)3.8↑
5W6.6↓(-30℃)60↓(-35℃)3.8↑
10W7.0↓(-25℃)60↓(-30℃)4.1↑
15W7.0↓(-20℃)60↓(-25℃)5.6↑
205.6~9.32.6↑
309.3~12.52.9↑
4012.5~16.32.9/3.7↑
5016.3~21.93.7↑
6021.9~26.13.7↑
CCS粘度エンジンの始動性として、クランキング特性を規定。
MRV粘度低温におけるエンジン油のポンピング特性を規定。
動粘度エンジン油の基本的な粘度として規定。
HTHS粘度高温における軸受摩耗発生の限界粘度として規定。

ギアー油の品質規格

API
GL-5高速・衝撃荷重や低速・高トルクハイポイドギヤに適合。過酷な条件のディファレンシャルギヤに適合。極圧性がGL-4より厳しく規定。

ギアー油の品質規格

 低温粘度特性
(150Pa・sの粘度を示す最高温度)
動粘度
(100℃)
㎟/s
70W-55以下4.1以上
75W-40以下4.1以上
80W-26以下7.0以上
85W-12以下11.0以上
807.0~11.0
8511.0~13.5
9013.5~18.5
11018.5~24.0
14024.0~32.5
19032.5~41.0
25041.0以上
ILSAC
International Lubricant Standardization and Approval Committee:国際潤滑油標準化および認定委員会
API
American Petroleum Institute:米国石油協会
JASO
Japan Automobile Standards Organization:日本自動車規格会議
SAE
Society of Automotive Engineers, USA:米国自動車技術会

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