車のオイル管理を行い、適切な時期に忘れずオイル交換をしようと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、オイル交換のタイミングは間が空くこともあり、意外と忘れてしまいがちです。
そこで、車のオイル管理を楽にする便利なグッズを紹介します。併せて、オイル管理を怠った際の影響についても解説するため、参考にしてください。
目次
車のオイル管理を楽にする便利なグッズ

そもそもオイル管理とは、エンジンオイルをきれいに保つことです。そのためには、適切なタイミングでエンジンオイルやオイルフィルターを交換する必要があります。
しかし、前回いつオイル交換を行ったのか、タイミングを忘れてしまうケースも少なくありません。そこで、車のオイル管理を楽にする便利なグッズを3つ紹介します。
- オイル交換シール
- リマインドアプリ
- カレンダー・手帳
自分に合った方法でオイル管理を行いましょう。
オイル交換シール
オイル交換シールとは、交換記録を残すためのシールです。オイル交換シールは運転席側のドアに貼って使用するケースがほとんどです。
オイル交換シールには、交換時の走行距離や日付だけでなく、次回交換する走行距離や日付を残せます。また、オイルフィルターを交換したかどうかを記入する欄もあり、オイルフィルター交換のタイミングも把握できます。
リマインドアプリ
リマインドアプリに次回のオイル交換のタイミングを残しておく方法もあります。時期が来たら通知などで知らせてくれるため、何度も自分で確認する必要がないのがメリットです。
オイル交換をしたお店によっては、店舗のアプリやLINE登録をするとオイル交換のタイミングに連絡が来るサービスもあるため、活用しましょう。
カレンダー・手帳
カレンダーや手帳に次回のオイル交換をするタイミングを記しておく方法です。普段からカレンダーや手帳をよく使う人におすすめです。
ただし、走行距離によってオイル交換の頻度は半年から1年ほど空く可能性もあるため、その間に新しいカレンダーや手帳になる場合もあります。最後の月にメモを残すなどの工夫が必要です。
オイル交換の適切なタイミング

オイル交換の適切なタイミングは、以下の表の通りです。
走行距離 | 期間 | |
ガソリン車 | 15000km | 1年 |
軽自動車 | 10000km | 半年 |
ガソリンターボ車 | 10000km | 半年 |
ターボ軽自動車 | 5000km | 半年 |
ディーゼル車 | 10000km | 1年 |
走行距離と期間のいずれか早いタイミングでの交換が必要です。ガソリン車の場合より、軽自動車やターボ車では交換頻度が高くなるため注意しましょう。
シビアコンディションの場合
シビアコンディションとは、以下のケースを指します。
- 悪路や坂道の走行が多い
- 1回につき8km以下の走行を繰り返す
- 渋滞した道をよく走る
- 年間20000km以上走行する
シビアコンディションに当てはまる場合、エンジンオイルが劣化しやすくなります。そのため、先程解説したタイミングよりも頻繁にオイル交換を行う必要があります。
オイルフィルターの交換タイミング
オイルフィルターは、オイル交換2回に1回の頻度で交換しなければなりません。オイルフィルターを交換しなければエンジンオイル内のスラッジなどをろ過できず、堆積してしまいます。
前回交換したかどうかわからなくならないよう、交換タイミングの記録とともにオイルフィルターの交換を行ったかも併せてメモしておくと安心です。
オイル管理を行わない場合

オイル管理を行わなければ、エンジンオイルをきれいに保てず性能を十分に発揮できなくなります。これにより、エンジンや自動車に悪影響を及ぼす可能性があります。
- エンジンオイルランプの点灯
- 燃費の悪化
- エンジンのトラブル
エンジンオイルの役割をきちんと果たせるよう、オイル管理を行いましょう。
エンジンオイルランプの点灯
エンジンオイルを交換しなければどんどん減っていきます。そのため、長期間エンジンオイルを交換しなければ規定量を下回ります。エンジンオイルの残量が少なくなると、最終的にエンジンオイルランプが点灯するのです。
もしもエンジンオイルランプが点灯した場合、そのまま走行すると焼き付きなどの原因となります。そのため、すぐにエンジンを止めて早急にエンジンオイルを補充しなければなりません。
燃費の悪化
エンジンオイルの性能が低下すると燃費の悪化につながります。
エンジンオイルがきちんと役割を果たさなければ、エンジン部品の摩擦が発生しやすくなったり、エネルギー効率が低下したりします。これにより、エンジンが本来のパワーを発揮できなくなり、燃費悪化の原因となるのです。
エンジンのトラブル
エンジンオイルの劣化は、トラブルの原因にもなります。エンジンオイルが劣化すると、異音や騒音が発生したり、最悪の場合オーバーヒートしてエンジンが故障したりするのです。
エンジンが故障してしまった場合、エンジン本体を載せ替えなければ走行できなくなります。そうならないよう、オイル管理が大切です。
オイル管理で快適なカーライフを

オイル管理を楽にする便利なグッズを上手く活用し、忘れずにエンジンオイルやオイルフィルターを交換しましょう。オイル管理を行うことで、エンジンオイルをきれいに保ち、本来の性能を発揮し続けられます。
オイル管理でトラブルの発生を防ぎ、快適なカーライフを楽しみましょう。