潤滑油

エンジンオイル交換と環境への影響|知っておきたい正しい廃油処理

エンジンオイル交換は、愛車を長持ちさせるために重要ですが、同時に環境への配慮も忘れてはいけません。

この記事では、オイル交換時に気をつけたい環境への配慮をテーマに、具体的なNG行動からエコなオイル管理術まで解説しています。誤った方法で水質や土壌を汚染しないよう、ぜひ最後までご覧ください。

目次

エンジンオイル交換が環境に与える影響

エンジンオイル交換は、正しい方法で適切に実施しなければ地球環境に悪影響を与えます。最も大きな影響を与える可能性があるのは、廃油の不適切な処理による汚染です。使用済みオイルには、微細な金属粉や不純物が含まれており、自然界に放出されると生態系を乱す原因となります。

また、オイルの製造過程や輸送過程でもエネルギーが消費されるため、温室効果ガスを排出する一因となるのです。これらの影響を理解し、ドライバーは責任ある行動を取らなければなりません。

知らずにやると環境にダメージ!オイル交換のNG行動3選

正しくやっているつもりのオイル交換が、実は深刻な環境問題を引き起こしているかもしれません。環境を守るため、オイル交換時に避けるべきNG行動を3つ紹介します。

NG行動1. 廃油の「不法投棄」が環境を破壊する

使用済みのエンジンオイルは、適切に後処理されないと環境を破壊します。

エンジンオイルの流出は、水源汚染や土壌汚染の原因となり、復旧には莫大な費用と時間を要します。加えて、缶や瓶に入れたエンジンオイルを山林やコイン洗車場に捨てる行為は不法投棄であり、刑罰の対象です。

NG行動2. オイル無交換は燃費悪化や有害ガス増加につながる

オイル交換をしないまま放置すると、オイルの劣化により燃費が悪化し、有害な排気ガスの増加につながり環境に悪影響を及ぼします。

なぜなら、劣化したオイルは潤滑性能が低下し、エンジン内の摩擦を増やすため燃費が悪化するためです。加えて、不完全燃焼を引き起こし有害な排気ガスが増えるため、環境への負荷が高まります。

NG行動3. 過剰なオイル交換は資源の無駄遣い

必要以上に短い期間でのオイル交換は、大切な資源の無駄遣いです。

エンジンオイルは、採掘から精製、そして私たちのもとに運ばれるまでの輸送に多くのエネルギーが消費されています。さらに、オイル交換が増えるほどに廃油が多く発生し、リサイクルや適正処理に多くのエネルギーが消費され温室効果ガスが増えます。

使用済みエンジンオイルの賢い処理方法3選

オイル交換後の廃油処理は、環境保護の観点から適切な方法で処理しなければなりません。環境負荷を最小限に抑える代表的な3つの方法を、以下より分かりやすく解説します。

処理法1. ガソリンスタンドに引き取ってもらう

廃油の処理は、お近くのガソリンスタンドに引き取ってもらうのが、最も手軽で一般的な方法です。ガソリンスタンドは、廃油を溜めておける油槽を備えており、廃油回収業者が定期的に引き取っています。

ただし、セルフサービス方式のガソリンスタンドでは受け付けていない場合もあるため、事前に確認しましょう。

処理法2. カーディーラーやカーショップで処理してもらう

車の購入先であるカーディーラーや、普段利用しているカーショップも廃油の処理をしてくれます。カーディーラーやカーショップはガソリンスタンド同様、廃油回収業者が引き取りに来るため、適切な処理が保証されています。

引き取ってもらえない場合や有料になるケースもあるため、事前の確認がおすすめです。

処理法3. 自治体に引き取ってもらう

使用済みエンジンオイルは、地域の自治体が指定する方法で処分できる場合があります。自治体によっては、オイル吸着剤を使用し「燃えるゴミ」の日に、家庭ゴミとして回収してくれるケースもあります。

ただし、自治体によってルールが異なるため、必ず事前にホームページや電話で確認してください。

今日からできる!地球に優しいエンジンオイル管理術3選

環境に配慮したエンジンオイル交換は、なにも廃油の処理だけではありません。正しいオイル管理が環境への配慮につながるため、下記より3つの具体的な方法を解説します。

オイル管理術1. 定期的なエンジンオイル交換

定期的なエンジンオイル交換は、環境保護に貢献します。

新しいオイルはエンジン内部の摩擦を軽減し、エンジン本来の性能を効率よく発揮します。その結果、燃焼効率が改善し、燃費が向上して燃料消費が減るため、排出ガス削減につながるのです。メーカー推奨の交換サイクルや、使用状況に合った間隔でオイル交換をしましょう。

オイル管理術2. 環境に配慮したエンジンオイルを選ぶ

エンジンオイルを選ぶ際は、環境に配慮したタイプを意識するのも大切です。

例えば、低粘度(省燃費)オイルはエンジンの摩擦抵抗を減らし、燃費を改善し、排出ガスの削減に寄与しています。また、最近では再生油(リサイクルオイル)や、植物由来の成分を使ったバイオ系オイルも登場しました。

オイル管理術3. 適切なエンジンオイルの保管

使いきれなかったエンジンオイルは、適切に保管しましょう。オイルは密閉できる容器に入れ、高温や直射日光、湿気を避け、涼しくて暗い場所での保管が基本です。オイルの品質保持はもちろん、容器の錆びつきによるオイル漏れも防げます。

オイルを無駄に廃棄せず、資源を大切にするため、正しい保管を心がけましょう。

まとめ|賢いオイル管理で環境にも優しくしよう

エンジンオイル交換は、愛車を守るだけではなく、地球環境への影響を考えるうえでとても重要です。廃油の不法投棄を避け、適切な方法で処理するのはもちろん、過剰な交換を控えることも大切です。

また、日々の運転やオイル選びでも環境保護に貢献できます。できることから実践し、愛車にも地球にも優しいドライバーになりましょう。

関連記事

TOP