潤滑油

オイル交換と一緒に点検すべき箇所7選!愛車の状況をチェックしよう

車のオイル交換は、定期的なメンテナンスの基本ですが、実はそれだけでは不十分かもしれません。オイル交換は、愛車の状態を確認する絶好の機会なので、ついでに点検をしてトラブルを未然に防ぎましょう。

この記事では、オイル交換時にチェックしてほしい重要なポイントを7つ紹介していますので、最後までお読みください。

オイル交換時に点検するべき箇所7選

オイル交換時には、以下の箇所も一緒に点検するとよいでしょう。

点検箇所点検のポイント
エンジンルームブレーキフルード:液量と漏れ 冷却水:水量と漏れ バッテリー:液量のチェック ウインドウォッシャー液:量のチェックと補充
外回りタイヤ:空気圧と残溝・亀裂 ライト類:点灯具合と亀裂 ワイパー:作動と拭き取り具合

以下より、上表の7箇所を詳しく解説します。

ブレーキフルード:液量と漏れのチェック

ブレーキフルードまたはブレーキオイルは、ブレーキの効き具合に影響し、事故の原因になるため確実にチェックしなければなりません。

リザーバータンクの「MAX」と「MIN」のライン間に、ブレーキフルードがあれば問題ありません。もしも、MIN以下の場合はオイル漏れの可能性があるため、整備工場で専門家の判断を仰ぎましょう。

冷却水:水量と漏れのチェック

冷却水は、エンジンの熱を吸収して温度の上昇を防ぐ役割があります。冷却水量の異常は、エンジンのオーバーヒートにつながる可能性があるため、定期的な点検が欠かせません。リザーバータンクの水量を確認し、少なければ補充しましょう。

また、著しく減っている場合は水漏れが疑われるため、オイル交換のついでに確認してもらうとよいでしょう。

バッテリー:液量のチェック

バッテリーは、エンジンの始動をはじめ、カーナビやエアコンなどの補器類を作動させるために必要なアイテムです。

バッテリーの液量が不足すると、性能が低下しエンジンがかからなくなる恐れがあります。液量が見づらい場合は、少し車を揺らすと確認しやすいでしょう。あわせてバッテリー端子に緩みがないかも確認しましょう。

ウインドウォッシャー液:量のチェックと補充

ウインドウォッシャー液は、フロントガラスの汚れを落とすために、常に補充されていなければなりません。ウォッシャー液不足は、フロントガラスの汚れが落とせず、視界不良となり事故の原因になります。

ただし、ウォッシャー液が不足していても、水道水だけの補充は避けましょう。凍結の恐れがあります。

タイヤ:空気圧と残溝・亀裂のチェック

タイヤは、車が走行するにあたって非常に重要なパーツのため、日常的な点検が欠かせません。特に、タイヤの空気圧は走行性能はもちろん、燃費性能をも大きく左右するため、オイル交換を依頼する際に、あわせてチェックしてもらいましょう。

また、タイヤの溝の深さやひび割れは、スリップやバーストなど、重大な事故につながるため普段からチェックしましょう。

ライト類:点灯具合とレンズの亀裂チェック

ライト類は、運転者の視認性はもちろん、まわりへの意思表示として重要な役割があります。ヘッドライトやブレーキランプ、ウインカーは特に重要な部位のため、球切れしていないか確認しましょう。

また、レンズに亀裂が入っていると、そこから水が浸入し、球切れする可能性があるため確認しておきましょう。

ワイパー:作動と拭き取り具合のチェック

ワイパーもウォッシャー液と同様、運転者の視界を確保するために重要なパーツです。ワイパーが正常に動くかどうかの確認と、汚れをきれいに拭き取っているか確認しましょう。

しばらく使ったワイパーゴムは、硬くなって切れていることもあります。拭き取りが悪い場合は交換を検討しましょう。

なぜオイル交換時にほかの箇所を点検するべきなのか?

オイル交換は、車の状態を知るよい機会ですが、ただオイルを交換するだけでは、せっかくの機会を見逃してしまいます。なぜ、ほかの箇所を点検したほうがよいのか、以下より3つ紹介します。

故障の早期発見ができる

オイル交換時にほかの箇所を点検すると、故障を含め、現在の愛車状態が確認できます。

故障は、ある日突然起こるわけではなく、何かしらの予兆が現れています。特に、定期点検を実施する習慣がない場合、小さな異常に気づきにくいかもしれません。そのため、オイル交換時にはほかの箇所を点検し、早期の対策を講じるとよいでしょう。

維持費が抑えられる

オイル交換時に、ほかの箇所を点検する習慣を持つと、長期的に見て大幅なメンテナンスコストの削減につながります。

小さな異常を早期発見し対処できれば、重大な故障への発展を防ぎ、高額になる修理費用を避けられます。また、点検を怠って生じた不具合や事故は、整備不良とみなされ違反点数や罰金の対象となる場合があるため、注意しましょう。

「ついで」にできる

オイル交換は、車の状況を知れる絶好の機会です。特に、オイル交換時はボンネットを開けるため、エンジンルーム内の点検がしやすくなります。

エンジンルームには、各種オイル量や水量を確認するため、リザーバータンクが設置されているので点検してみましょう。また、バッテリーの液量はボンネットを開けないと確認できないため、ついでに点検しましょう。

まとめ|オイル交換時は「ついでに点検」で愛車長持ち

オイル交換時の「ついでに点検」は、少しの手間をかけるだけで、愛車がより長くより安全に走り続けられるようになります。今回紹介した7つのポイントは、特別な工具や技術がなくても誰でも簡単に始められます。

次回のオイル交換時には、ぜひ「ついでに点検」を取り入れて、安全で快適なカーライフを楽しんでください。

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