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オイル交換不要!?最新カブモデルとメンテナンスの新常識

最新カブモデルではオイル交換不要であるとの情報を耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、本当にオイル交換が不要であるのか解説します。併せて、最新カブモデルのメンテナンス方法も紹介します。

なぜ最新カブモデルがオイル交換不要といわれるのか、その理由を確認しましょう。

目次

ハイブリッドな性能を誇る最新カブモデルの魅力をざっくり紹介

新カブモデルはハイブリッドな性能を誇り、さまざまな魅力があります。

最新カブモデルはホンダが誇る伝統的なカブシリーズのなかでも上位モデルとして位置づけられ、クラシカルなデザインと最新装備を兼ね備えた一台です。スマートキーシステムやLEDライト、フロントディスクブレーキなど現代的な機能を備え、実用性と快適性を高いレベルで両立しています。

また、エンジンは燃費性能に優れているため、日常の通勤や買い物などにぴったりです。軽量で扱いやすく、初心者からベテランライダーまで幅広い層に支持されており、女性人気が高いのも魅力といえます。

滑らかな加速や乗り心地の良さも特徴で、長距離でも疲れにくい設計になっています。信頼性と耐久性に優れ、所有する喜びを感じさせる上質な仕上がりです。

レジャーにも日常にも対応する万能モデルといえるでしょう。

最新カブモデルの特徴

最新カブモデルでは、排出ガス規制のEURO5+に対応しているエンジンを搭載しています。そこで、最新カブモデルの特徴を2つの観点から紹介します。

  • 新モデルが搭載する環境対応型エンジンの詳細
  • メンテナンス性の向上とその仕組みについて解説

従来のカブモデルとどのように異なるのか、確認しましょう。

新モデルが搭載する環境対応型エンジンの詳細

従来のカブモデルではEURO5に対応したエンジンが使用されていましたが、新モデルではEURO5+に準じた環境対応型エンジンが搭載されています。EURO5対応エンジンとの主な違いは以下の2点です。

  • 10万km走行したあとでも触媒装置が新品同様の性能を発揮できる
  • エンジン内で燃焼する空気と燃料の割合を測定するセンサーの劣化具合を常に感知できる

EURO5では新車時の数値が重要視されており、すぐに劣化しても基準を満たすエンジンとなっていました。しかし、EURO5+では走行後の性能も重視されています。

メンテナンス性の向上とその仕組みについて解説

EURO5+ではOBD2の搭載が不可欠となっています。OBD2とは自己診断機能を指し、カブをコンピュータで制御し異常を見つける仕組みです。これにより、故障した際の原因が判明しやすくなりました。チェックランプや警告音などによって異常を知らせてくれるため、メンテナンス性が向上したのです。

また、OBD2は異常の発見のみならず、車速やGPS、燃費などのデータも集められます。カブに関するあらゆるデータを読み取り、快適なカブライフをサポートします。

メンテナンスの頻度やポイント

メンテナンスの頻度やポイントについて、以下4つの観点について解説します。

  • オイル交換が不要といわれる理由
  • 実際のオイル交換頻度
  • チェーンとプラグの交換頻度
  • タイヤの点検

実際にどのようなメンテナンスが必要なのか確認しましょう。

オイル交換が不要といわれる理由

新モデルカブでもオイル交換が必要です。ただし、先程述べたようにメンテナンス性が向上しているため、オイル交換が不要といわれるようになってしまったのです。

では、実際にどのくらいの頻度でオイル交換すべきなのでしょうか。オイル交換頻度の目安を解説します。

実際のオイル交換頻度

最新カブモデルでは、初回は走行距離1,000km、もしくは1ヶ月を目安にオイル交換を行う必要があります。以降は走行距離3,000km、もしくは1年のどちらか早いタイミングでオイル交換を行わなければなりません。

オイル交換と共に、オイルフィルターやドレンパッキンの交換も行いましょう。ドレンパッキンはオイル交換の度に、オイルフィルターはオイル交換2回に1回のタイミングで交換することが推奨されています。

チェーンとプラグの交換頻度

カブのチェーンはノンシールチェーンとシールチェーンの2種類あります。ノンシールチェーンとシールチェーンでは交換頻度が異なるため注意が必要です。

ノンシールチェーンの場合は走行距離5,000kmごと、シールチェーンの場合は走行距離15,000kmから20,000kmごとの交換が推奨されています。

また、プラグは走行距離3,000kmから5,000kmを目安に交換しましょう。

タイヤの点検

タイヤの空気圧は最低でも月に1度点検しなければなりません。タイヤの空気圧はカブの種類によって異なるため、以下の表を参考にしてください。

種類空気圧
スーパーカブ50前輪200kPa 後輪225kPa
スーパーカブ50プロ前輪175kPa 後輪225kPa
クロスカブ50

タイヤゲージを使用し、定期的にチェックしましょう。

まとめ|メンテナンスを行いカブライフを満喫しよう

最新カブモデルには、さまざまな魅力があります。そのうえ、メンテナンス性が向上している点も特徴として挙げられます。しかし、だからといってオイル交換などのメンテナンスをしなくてよいわけではありません。

推奨時期に合わせてきちんとメンテナンスを行い、カブライフを満喫しましょう。

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