潤滑油

ジムニーに合ったエンジンオイルは?自分で交換する方法も紹介

「ジムニーのオイル交換をしたいけど、どのようなエンジンオイルがジムニーに合うのかわからない」という方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、ジムニーに合ったエンジンオイルの選び方を紹介します。合わせて、オイル交換を自分でする方法も解説します。ジムニーのエンジンオイルをそろそろ交換しなければならない方は、ぜひ参考にしてみてください。

ジムニーに合ったエンジンオイル

ジムニーに合ったエンジンオイルがわからないのであれば、メーカーが推奨しているエンジンオイルを選びましょう。

ジムニーに最適なエンジンオイルは、車のマニュアルに記載されています。そこで、推奨されている規格や粘度、用意すべき量を紹介します。

規格とベースオイル

ジムニーに適切なエンジンオイルの規格はどのように選べばいいのでしょうか。

メーカーが推奨している規格は、API規格でSL以上、ILSAC規格でGF-3以上とされています。グレードが高いほどエンジンオイルの性能も向上する点を覚えておきましょう。

ベースオイルは鉱物油・全合成油・部分合成油の3種類あります。性能は、全合成油・部分合成油・鉱物油の順に高い特徴があり、値段も比例します。

そのため、規格やベースオイルは予算と相談して決めましょう。

粘度

エンジンオイルの粘度とはオイルの硬さを表しています。メーカーによるジムニーの指定粘度は「5W-30」です。ジムニーシエラなら「0W-16」「0W-20」「5W-30」が推奨されています。

必ずしも指定粘度にする必要はないため状況に合わせて変えても大丈夫ですが、どれを選べばいいかわからない方は推奨されているものを選択すれば安心です。

ジムニーのエンジンオイルの量を型番ごとに表で紹介します。カッコで表記している数字はオイルフィルターも合わせて交換する際の量です。

型番オイルの量
JA712.5L(2.8L)
JB642.6L(2.8L)
JA11 JA122.7L(2.9L)
JA22 JB232.8L(3.0L)
JB333.5L(3.7L)
JB743.6L(3.8L)
JB433.8L(4.0L)

ジムニーのオイル交換で気をつける点

ジムニーのオイル交換で気をつける点は、以下の2つが挙げられます。

  • 交換の時期
  • オイルフィルターの交換

自分でオイル交換する場合だけではなく、お店でオイル交換してもらう際にも気をつけたいポイントのため、あらかじめ確認しておきましょう。

交換の時期

ジムニーのオイルを交換する時期の目安は走行距離5,000km、もしくは半年ごとです。ジムニーシエラなら走行距離15,000km、もしくは1年ごとが目安です。

一般的な乗用車はジムニーと同じく走行距離5,000km、もしくは半年ごとを目安にオイル交換を行うため、比較的交換頻度が少ないといえます。エンジンの調子が良くないと思ったら、目安よりこまめにオイル交換しても問題ありません。

オイルフィルターの交換

オイル交換の際には一緒にオイルフィルターも交換するケースがあります。

オイルフィルターは通常、オイル交換の2回に1度の頻度で交換するのが推奨されています。つまり、前回交換したら今回は交換しない、前回交換しなかったら今回は交換するということです。

自分でオイル交換する場合、オイルフィルター交換時は新しいエンジンオイルが少し多く必要になるため、注意してください。

自分でジムニーのエンジンオイルを交換する方法

オイル交換は車体の下から作業するため、通常ジャッキアップして車体を持ち上げなければ交換できません。しかしジムニーは車高が高いため、ジャッキアップしなくてもオイル交換ができます。

そこで次項から、自分でジムニーのエンジンオイルを交換する方法を紹介します。

エンジンオイルを温めておく

まず、オイル交換の前にエンジンをかけてエンジンオイルを温めておきましょう。冷たいままだとエンジンオイルがドロッとしており、古いオイルが残ってしまう可能性があります。

古いエンジンオイルを捨てる

エンジンオイルが温まったら廃油処理パックを用意し、ドレンボルトを緩めて古いエンジンオイルを抜きます。古いエンジンオイルは、廃油処理パックに入れて処分します。

ドレンボルトを緩めるとすぐエンジンオイルが流れ出るので、廃油処理パックは必ず用意しておきましょう。

パッキンを変えてドレンボルトを締める

古いエンジンオイルがすべて出てきたら、ドレンパッキンを変えてドレンボルトを締めます。

オイルフィルターも換えるならこのタイミングで、エンジンオイルを抜いてからドレンボルトを締める前に交換しましょう。

新しいエンジンオイルを注ぐ

新しいエンジンオイルを入れる際には、計量カップで必要な量を測って規定量を注ぎます。

ドレンボルトが緩んでいると新しいエンジンオイルが漏れるため、トルクレンチでカチカチッと音がするまで締めましょう。

オイルの量を確認する

最後に、オイルレベルゲージで新しく入れたエンジンオイルの量を確認します。オイルレベルゲージにある2本のラインの間までオイルが入っていれば、適切な量のオイルが入っている証拠です。

まとめ:ジムニーに合ったエンジンオイルを選んでオイル交換しよう

ジムニーに合ったエンジンオイルがわからない場合は、メーカーが推奨しているものを選びましょう。

ジムニーのオイル交換は自分でもできます。気をつけるべき点もありますが、あらかじめ知っておけば対処可能です。ジムニーに適切なエンジンオイルを選んで、オイル交換に挑戦してみましょう。

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