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MINIのエンジンオイルは日本車と異なる!規格や交換時期を解説

MINIのエンジンオイルを交換したいけれど、適切なエンジンオイルがわからない方も多いのではないでしょうか。

MINIは欧州車向けのエンジンオイルを推奨しているなど、日本車と異なる点がたくさんあります。そこで本記事では、API規格とACEA認定の違いや交換方法を解説します。

MINIに最適なエンジンオイルを選べるようになりたい方は必見です。

MINIのエンジンオイルは日本車と異なる

MINIのエンジンオイルは、日本車と規格が異なります。

日本でよく使われているのはAPI規格のエンジンオイルですが、MINIには欧州で一般的なACEA規格認定のエンジンオイルの使用が推奨されています。

ACEA規格とは、欧州の自動車メーカーが集まって定めているエンジンオイルの規格です。自動車メーカーが独自の基準に基づいてエンジンオイルの性能を調査し、基準を満たせばACEA規格の認定を受けられる仕組みです。

欧州の自動車メーカーが安心して利用できるエンジンオイルであると判断したもののみがACEA規格のエンジンオイルとして認証されます。そのため、ACEA規格に認証されたエンジンオイルは、欧州の自動車メーカーが発売するMINIにとって適切なエンジンオイルといえるでしょう。

では、MINIの型式による違いや交換するタイミングなども見てみましょう。

型式によるエンジンオイルの違い

MINIといってもさまざまな型式があり、それぞれに適合したエンジンオイルの量は異なります。ここでは、MINI型式ごとに、エンジンオイルの粘度や量について表で解説します。

型式車両名粘度
RA161つ0W-404.5
RA16クーパー0W-404.5
RE16クーパーS0W-404.5
RF16クーパーコン0W-404.5
RH16クーパー・スコン0W-404.8
RH16クーパーSコンJCW0W-404.8
ME141つ0W-404.2
MF16クーパー0W-404.2
MF16SクーパーS0W-404.2

紹介した型式のMINIでは、純正粘度はすべて0W-40です。しかし、必要なエンジンオイルの量は型式によって異なるため、自分で用意する際は注意しましょう。

MINIのオイルを交換するタイミング

MINIは、ガソリン車やディーゼル車では交換時期が異なり、さらに同じガソリン車でもターボ搭載車は交換時期が早いのが特徴です。


交換時期シビアコンディションでの交換時期
ガソリン車走行距離15,000km、もしくは1年ごと走行距離7,500kmもしくは半年ごと
ターボ搭載ガソリン車走行距離5,000km、もしくは6ヶ月ごと走行距離2,500km、もしくは3ヶ月ごと
ディーゼル車走行距離10,000km、もしくは1年ごと走行距離6,000km、もしくは半年ごと

シビアコンディションとは、ストップ&ゴーを繰り返したり悪路を走行したりする環境です。エンジンに負荷がかかるため、早めの交換が求められます。ただし、純正エンジンオイルを使用すれば、ガソリン車・ディーゼル車ともにオイル交換の時期は走行距離15,000km、もしくは1年ごとの交換で済みます。

また、ローバーミニはエンジンオイルやトランスミッションオイル、デファレンシャルオイルが共用されているため、走行距離3,000~5,000kmでの交換が推奨されている点に注意してください。

MINIのエンジンオイルはベースオイルにも注意

ACEA認定のエンジンオイル以外を使用する場合、ベースオイルにも注意が必要です。

そもそもエンジンオイルとは、ベースオイルに添加剤を入れて作られています。ベースオイルには鉱物油・部分合成油・全合成油の3種類があります。

鉱物油は自然由来の原油から作られ、エンジンオイルには不要な成分も含まれています。全合成油はエンジンオイルのために人工的に作られたベースオイルであり、余計な成分は含まれません。部分合成油は、鉱物油と全合成油をバランスよく配合したものです。

日本車であれば鉱物油や部分合成油を使用するケースもありますが、MINIには化学合成油のエンジンオイルを使いましょう。

それぞれのより詳しい比較は以下の記事で紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

鉱物油とはどのようなエンジンオイル?ほかのベースオイルと比較!

オイル交換の費用と方法

オイル交換の方法はさまざまです。主に以下3つの方法があります。

  • ディーラー
  • カー用品店や自動車修理店など
  • 自分で行う

それぞれ特徴が異なるため、費用とともに解説します。

ディーラー

最も安心なのは、ディーラーでオイル交換してもらう方法です。

ディーラーであればMINIについての知識が豊富なスタッフが交換してくれます。また、オイル交換や車検の記録を管理してくれるため、メンテナンスを任せられるメリットもあります。

費用は20,000~25,000円程度と、決して安いとはいえません。しかし、MINIに最適にオイル交換しているため、ベストな状態でMINIに乗り続けられるでしょう。

カー用品店や自動車修理店など

店舗にACEA規格のエンジンオイルや気に入ったエンジンオイルがあれば、カー用品店や自動車修理店、ガソリンスタンドなどでもオイル交換が可能です。7,000~15,000円程度で交換できるため、MINIのディーラーでオイル交換するよりリーズナブルです。

ただし、オイル交換に必要なオイルフィルターなどがない場合もあるため、あらかじめ店舗に確認しましょう。

自分で行う

MINIは、自分でもオイル交換可能です。ディーラーやカー用品店、自動車修理店に依頼するよりも、費用が抑えられるメリットがあります。

ただし、交換に必要な道具をそろえなければならないため、初めてオイル交換する場合はある程度の費用がかかります。また、故障した場合は自己責任になる点にも注意しましょう。

まとめ|MINIのエンジンオイルはACEA認定のものを

MINIは欧州の自動車メーカーであるため、ACEA認定のエンジンオイルが推奨されています。どうしても別のエンジンオイルを入れたい場合には、ベースオイルが全合成油のものを選ぶようにしましょう。

MINIに適切なエンジンオイルに交換し、カーライフを楽しんでください。

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